良心の危機「エホバの証人」組織中枢での葛藤 せせらぎ出版刊【電子書籍】[ レイモンド・フランズ ]
宗教組織の権威は、他の人のために奉仕するものであるはずなのに、人の上に立って支配することに熱心になってしまう。
一方、支配される側は、自分の良心に照らして納得できない時、抵抗を試みる。
これを極めて率直に、具体的に語っているのが本書である。
「エホバの証人」として知られている宗教団体内部での記録であるが、問題の本質は、世界のいかなる宗教団体においても当てはまるだろう。
<br>著者は二代続いた信者の家に生まれたエホバの証人三世である。
世界各国を巡りながら、この宗教組織のあらゆるレベルで60年間活動を続けた。
最後の9年間は中枢機構「統治体」のメンバーとして活動した。
権力中枢の内部で経験したこの9年の月日が、「良心の危機」をもたらしたのである。
これは、他に類を見ない記録である。
<br>この宗教団体内部でいかに物事が決定され、それがいかに全エホバの証人の生活に影響するかが、生々しく、ありのままに語られる。
<br>著者の態度は冷静であり、観察の目は鋭いと同時に暖かさに満ちている。
読者は、胸が痛むと同時に、自分自身の良心が語りかけられていると実感するだろう。
<br>本書がはじめに書かれたのは1983年であるが、この第3版では新しい資料なども追加されており、今も同じパターンが繰り返されていることが明らかになる。
初版発行以来、問題の本質はまったく変わっていないのである。
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